子安神社 こやすじんじゃ |
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ご祭神 | ・木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと) |
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鎮座地 | 埼玉県行田市下池守549 | ||
参拝日 | 2014.11.14 |
<由緒> 口碑によれば、 「名主某がこの村を母の胸に抱かれた赤子のように安らかなることを願い、 子安明神を勧請して村の鎮守にしたのに始まる」という。 『風土記稿』によると、天正一八年忍城攻めの時、この地は兵火をこうむり、 社人は逃れると時神体を壺に納め土中に埋め、この上に柏の木を目印として植え、 その後、元禄年中に至り像を掘り起しし新たに社を建てたとある。 「埼玉の神社 埼玉県神社庁」より |
> > > > > 拝殿前の額 > 天神 庚申 不動 ------------------------ ------------------------ 平成8年(1996)建立 新炎形狛犬 > > |
<参拝メモ> 江戸時代から子安明神様あるいはお子安様と呼ばれ、母が子を慈しみ 温かく育てる姿が信仰対象となっている。神像は四・五㌢であるが、その姿は 嬰児に乳房を含ませる母を忍ばせ、、安産を祈れば必ずかなうという。 このため拝殿には子安講中の奉納額をはじめ、女人拝み絵馬が数多くあげられている。 また、嘉永七年の『子安略縁起』によれば、昔境内に杉の大木があり乳不足の婦人は この樹皮を懐中に入れれば満足に乳が出るとある。 「埼玉の神社 埼玉県神社庁」より 神社縁起にもあるように、女性の信仰が盛んだったようであるが、 訪れてみると、社殿前にはロープが張られ、拝殿に近づいての参拝は不可だった。 見ると、社殿は傾き、屋根瓦も剥がれかかって、今にも落下しそうだった。 相当老朽化が進んでいる。 平成8年に奉納された狛犬は、未だ、真っ白で最近の狛犬にしては良い出来なのだが。 一日も早い建て替えか修復が待たれる。 (駐車スペース有) |