梅雨入り間近の一日、車を飛ばして外房の浜辺に
浜昼顔に会いに出かけた。
九十九里浜の南四天木海岸には浜昼顔の群生地がある。
夏のシーズンには海水浴客で賑わうのだが
オフシーズンの浜辺には人っ子一人いなかった。
この日、天気予報は雨になることを報じていたが
浜につく頃はすっかりと晴れて、潮騒を聞きながら
久しぶりにリラックスしたひと時を過ごすことが出来た。
ドライブコース
湾岸道路ー千葉東金道路東金インター
ーR126号ー東金九十九里道路ー九十九里ICー南四天木海岸
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白砂に浜昼顔は埋もれ咲く
智恵子遊びし九十九里浜 |
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コマツヨイグサ
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光太郎と智恵子の銅像
九十九里東金道路・今泉パーキングエリア |
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千鳥と遊ぶ智恵子詩碑 |
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太平洋の荒波洗う九十九里町、「国民宿舎サンライズ九十九里」の裏手に
「智恵子抄」の一節、”九十九里の初夏”を記した詩碑があります。
詩人で高村光太郎の妻、智恵子は九十九里浜松林内の「田村別荘」に
昭和9年5月
から昭和9年12月に病気療養していました。光太郎は病気の妻をいたわり、
目の前に広がる九十九里の大海原や松林、
砂浜の道なき散歩道を散策しました。
九十九里浜には毎週末、妻を気遣いながら、いとおしく見守る光太郎の姿がありました。
渚で無心に千鳥と遊ぶ智恵子の様子を光太郎は、詩「千鳥と遊ぶ智恵子」で
「人っ子ひとり居ない 九十九里の砂浜の
砂にすわって智恵子は遊ぶ・・・・・」と詠んだのです
「九十九里町観光協会」HPより抜粋
智恵子抄:千鳥と遊ぶ智恵子
人っ子ひとり居ない九十九里の砂浜の 砂にすわって智恵子は遊ぶ。 無数の友達が智恵子の名を呼ぶ。 ちい、ちい、ちい、ちい、ちい、・・・・・ 砂に小さな趾あとをつけて 千鳥が智恵子に寄って来る。 口の中でいつでも何か言っている智恵子が 両手をあげてよびかへす。 ちい、ちい、ちい、・・・ 両手の貝を千鳥がねだる。 智恵子はそれをぱらぱら投げる。 群立つ千鳥が智恵子をよぶ。
ちい、ちい、ちい、ちい、ちい、・・・ 人間商売さらりとやめて、 もう天然の向うへ行ってしまった智恵子の うしろ姿がぽつんと見える。
二丁も離れた防風林の夕日の中で
松の花松の花粉をあびながら私はいつまでも立ち尽す。
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