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軍太利神社・八耳堂
ぐんだりじんじゃ・はちぢどう


 ご祭神

 
 鎮座地 飯能市大河原595
 参拝日  2013.11.18

<由緒>
名栗川の南岸にある当地は、二つの山の狭間にあり、すぐ後ろは竜崖山が控え
前方には多峯主山が望める。『風土記稿』によると古くはここは
軍茶ヶ根(ぐんだがね)村と呼ばれ、これは「軍太利神社」を祀るために
付けられたものかと記されている。
社記によると、当社の勧請は土豪の大河原四郎の手により行われ、
部門の守護神として末社摩利支天社とともに祀られる。
大河原氏はこの地の殿屋敷と呼ばれる所に居住し、当社南方の竜崖山に砦を築き
戦いに備え、殿屋敷・篝場・売堀・馬場などの地名が『明細帳』の記載に見える。
また、近くの真言宗金蔵寺と八耳堂(太子堂)も大河原氏が厚く信仰していたと伝える。

末社の摩利支天社は負けず嫌いの神といわれ、現在でも勝負事や商売繁盛の
願を掛けるものはブリキの剣を奉納するのを習わしとしている。

「埼玉の神社・埼玉県神社庁発行」より







軍太利神社社殿



摩利支天社







八耳堂

文化13年(1818)建立 江戸立ち尾形狛犬









<参拝メモ>

八耳堂は県道沿いにあり、軍太多利神社は奥まった山陰に鎮座している。
狛犬も、軍太利神社ではなく、八耳堂に座っていた。
明治の神仏分離以前は、どちらも同格に信仰されていたのであろう。
文化13年建立の狛犬は傷みが進んでいるようで
表情があまりよく分からなかった。

(駐車スペースあり)





   
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