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関白神社
かんぱくじんじゃ
 
 ご祭神


 
 鎮座地 さいたま市岩槻区平林寺925
 参拝日  2013.1.19

<由緒>

昔、小田原の戦いがあった時に、岩槻城主は家来を引き連れて小田原へ
出かけて行った。しかし、戦いが長引き帰るに帰れなくなった。
その留守中に古川公方に攻められて岩槻城が落城してしまった。
その時、杉戸の武将が元荒川沿いに逃げてきた。たまたま渡し場に
船頭がいたので船で渡してもらい、この地の平林寺に逃げ込み、
僧侶の衣を着て坊主になり難を逃れた。一方追手は船頭を疑い、
武将を運んだかと詰問した。船頭は運んだことを否定したが、船に血痕が
あったために嘘がばれて追手に殺されてしまった。
後に武将は自分のために殺された船頭のために碑を建てた。
それが船越明神となり、後に関白神社となった。

また、別の口碑に「昔この辺りは海であり、村にはまだ神社がなかった。
そこで、神様が欲しいと村人が切望したところ、大水の時に
御神体が流れ着いたので、それを祀り込んだのが当社の起こりである」という。

『風土記稿』には「船越明神社 村の鎮守なり 宝蔵院持」とある。

「埼玉の神社 埼玉県神社庁発行」より












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大正12年(1923)建立 流れ尾形狛犬




<参拝メモ>
境内には先日に降った雪がまだ残っていた。
真っ白な雪を踏みしめての参拝も
心が引き締まり、悪くない。


(駐車スペースあり)


   
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