さいたま市岩槻区上野・鷲宮神社>埼玉の神社>古社巡拝録

     上野・鷲宮神社
  うえの    わしみやじんじゃ

 ご祭神 


 鎮座地 埼玉県さいたま市岩槻区上野6−6
 参拝日 2015.12.16

<由緒>

元荒川左岸の田園地帯の中にある上野の大部分は、太古には海であった。
現在集落のある台地は、そのころの海岸であったという。
この上野の中で、最も古いといわれているのが上組にある関根家である。
要害の地に居を構えた郷士であった同家は、太田氏が岩槻城主となった後は
太田氏に仕え、天正十八年(1590)の豊臣の北城攻めの時には馳せ参じたという。
当社は、この関根家の鬼門の方角にあるため、同家の守護神として
祀られたものといわれている。
『明細帳』は、「鎮祭天正十九年六月十四日ニ有之由申伝別段旧記等ハ無之
明治六年四月中損者申立済云々」と当社の由緒を記している。
この「鎮祭天正十九年」についての出典・根拠等については不明であり、
当社にもこれに関係する資料は見当たらないが、関根家の家伝と関連させて
考えるなら、天正十八年の合戦後に関根家及び上野村の守りの堅固なることを願って
奉斎した社であるとの見方ができる。


「埼玉の神社 埼玉県神社庁」より













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安政6年(1859)建立 流れ尾形狛犬


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昭和6年(1931)建立 立ち尾形狛犬




<参拝メモ>

岩槻区北部、元荒川左岸に鎮座している。
すぐ先は、蓮田市黒浜である。


(駐車スペース有)



     
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