<由緒> 当社の創建について『明細帳』は「古老の口碑」として、応永年間(1394−146)に 神流川の辺に創立されたが、その後、出水で社地が流出したため、永禄二年(1559)に 現在の所に遷座したと伝える。一方、『児玉郡誌』も同様の話を載せているが、 創立は大永年間(1521−28)、遷座は永禄二年と、創建の年代が異なる。 しかし、『風土記稿』勅使河原村の項に「丹生社 村の鎮守なり、昔は神流川辺にありしが、 川欠にて元禄年中(1688−1704)今の地へ移せり」と載り、当社も元禄十六年(1703)の 年紀のある幣束が現存することから、遷座の時期は元禄年間と思われる。 「埼玉の神社・埼玉県神社庁発行」より |
神門 神門内装飾 本殿 稲荷神社 昭和19年(1944)建立 炎尾形狛犬 |
<参拝メモ> 神流川流域の、現在の上里町辺りには「七丹生」といい、七社の丹生神社があり、 当社はそのうちの一社であるという。 神門内の長押や天井に施された彫刻や絵が色彩鮮やかで美しかった。 (駐車スペースあり) |