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子膾神社
こなますじんじゃ
 
 ご祭神


 
 鎮座地 さいたま市見沼区丸ヶ崎
 参拝日  2013.1.19


昔、このあたりの長者の養女に、寅子という絶世の美女がいた。
近辺の男たちは、寅子を是非嫁にしたいと
競って長者の下へ通ってきたという。
寅子は男たちの争いのもとになるのに耐えかね、
とうとう自害してしまった。
寅子は、自分が死んだら、
自分の肉を男たちに食べさせてあげてほしいと、
遺言したという。
長者はその遺言を守り、寅子の腿肉を膾(なます)にし
男たちに振る舞った。
男たちは食べた後これを知り、愕ろき悔やみ、

祠を建て、霊を弔ったという。

子膾神社由来




丸が崎薬師堂

子膾神社







蓮田市馬込地内の寅子石
子膾神社西方約1km

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<参拝メモ>

実を言うと、この神社への参拝は、
わが娘を膾料理にして他人に振舞うという、
何やら恐ろしげな由来に、
少し躊躇していた。
今回、岩槻の神社巡りをして
家への帰り道筋にもなるので
意を決して参拝した。
神仏混交の名残だろうか
最近立て替えられたらしいお堂は
薬師堂となっていた。
傍らの小祠が、子膾神社らしい。
開けた田園の真ん中にあり、
おどろおどろしい名前とは無関係なように
周囲は明るく静かだった。


(駐車スペースあり)


   
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