越谷市川柳・女体神社>埼玉の神社>古社巡拝録

女体神社
にょたいじんじゃ
 
 ご祭神 
伊弉冉命(いざなみのみこと)

 鎮座地 埼玉県越谷市川柳町5−284
 参拝日 2015.8.21

<由緒>

当社は麦塚の鎮守として祀られている。
その創建の年代は明らかでないが、口碑によると、柿木(草加市柿木町)の女体様が長女、
篠葉(草加市弁天町)の女体様が次女、麦塚の女体様が三女で、
筑波山からこの三姉妹が勧請されたという。
また、別の口碑によれば、当社は柿木の女体様の分かれであるともいう。
なお、篠葉の女体様は同村の鎮守であった弁天社を指すと思われる。
このような伝承が生まれた背景としては、柿木の女体神社の別当であった
真言宗東漸院が、篠葉と麦塚のそれぞれの女体神社の別当であった
東正寺・智泉院と本末関係であったことが挙げられよう。
すなわち、筑波山からまず柿木の女体神社が勧請され、
そこから東正寺・智泉院により篠葉・麦塚へと分霊されていったものと思われる。
『風土記稿』麦塚村の項に、「女体権現社 村の鎮守なり、智泉院の持、
末社 第六天、稲荷、天神、疱瘡神 牛頭天王」と記されている。
明治四年に村社となり、同四十一年には字笹塚の無格社八幡神社、
字八幡後の無格社女体神社を合祀し、同四十五年には
当社の境内五社を本殿に合祀した。


「埼玉の神社 埼玉県神社庁」より















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大正9年(1920)建立 流れ尾形狛犬



弁天


<参拝メモ>

越谷市南部、草加市に境を接して鎮座している。


(駐車スペース有)



     
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