熊谷市弁財・厳島神社>埼玉の神社>古社巡拝

弁財・厳島神社
べんざい いつくしまじんじゃ 


 ご祭神


 
 鎮座地 熊谷市弁財174
 参拝日  2014.9.18

<由緒>

当社は、大昔利根川の流れの中にあったが、やがて流路が変わり、
自然堤防を形作った所である。当社の古い祭神があった弁財天は、
もともと河川の神格化といわれ、当社創建も水と深くかかわるものであろう。
『風土記稿は「当村 弁財天の古社有しより村名起こると云」と載せ、
更に当社を弁財天社として、「村名なりしを見れば、古社なるべけれど伝を失う」と、
創建の古いことを記している。
当社の創建は、『風土記稿』が述べるように古いものであり、
大昔は水の神、下っては養蚕守護の神として、長く氏子の崇敬を集めてきた。
社殿の屋根を飾るリアルな瓦の蛇形は、これを端的に物語っている。

「埼玉の神社・埼玉県神社庁発行」より













<参拝メモ>

『大里郡誌』に「悪鼠除の霊験ありと云ひ、信徒は絵馬を拝受して、之を倍加して
奉賽す。毎年春陽、養蚕期に参詣祈願者最も多し」と、養蚕が盛んであったころの
信仰について記している。「埼玉の神社・埼玉県神社庁発行

参拝を終えて、屋根を見上げたら、
瓦に蛇の飾りが付いていたので驚いたが、由緒を調べて納得。
鼠は養蚕にとっては害獣である。
今は養蚕は衰退してしまったが、こんなところにも
地域の歴史を物語るものが残されているのだ。


(駐車スペース有)





   
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