松代焼 松井窯

  
訪窯日 2002.11.29

晩秋の善光寺平は長閑に晴れ渡って、
遠くには雪を頂いた北アルプスの峰々が白くかがやいていた。
善光寺へ参拝後、かねてよりの念願であった松代焼の窯元、
松井陶園を訪ねた。
信越道・長野インターから程近いところに、目指す窯元はあった。
店内に入って見ると、なまこ釉の器が沢山並んでいた。
しかもどれもが皆同じ「青なまこ」である。
店番をしている女性に尋ねると、藁灰や籾灰を釉薬の主原料にしているとのこと。
天然の灰を原料にしているので、同じ釉薬をかけても
それぞれ微妙に発色が違っているとのことだった。
松代焼は江戸時代には窯元も多く、繁栄していたが、
昭和初期には総て廃窯となってしまった。
その後、昭和47年になって、古文書を参考に復活されたそうである。

松代焼看板
 
展示室
松代焼大壷

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