御室社>埼玉の神社>古社巡拝

御室社
おむろしゃ

神紋 左巴
 ご祭神
・稲田姫命(くしなだひめのみこと)
・大国主命(おおくにぬしのみこと)

         他8柱
 
 鎮座地 埼玉県さいたま市浦和区木崎5−357
 参拝日 2012.11.01
2016.1.06

<由緒>

当社の創建は明らかではないが、江戸時代には三室明神社と称していた。
東隣の三室地区には、古代の創建と伝わり、大宮の氷川神社の男体社に対し
女体社と称される氷川女体社が鎮座する。
同社には正慶二年(1333)以降に書き写された大般若経が伝わるが、
この中には「御室大明神」「御室女躰」の文字がしばしば登場する。
祭神も同じ奇稲田姫を祀ることから、当社はこの氷川女体社を勧請したものと思われる。
『風土記稿』下木崎村の項に「三室明神社村持
 隣村領家村の鎮守なり」と見えるのが当社である。
隣村の領家村の鎮守となった経緯は明らかではないが、
当社境内に現存する天保二年(1831)の手水鉢には、
下木崎村のほかに領家村と三室村の小名山崎の村人の名が刻まれている。
ちなみに、当村は上木崎村に鎮守する高塙(たかはな)明神社(現足立神社)を
隣村四ヶ村とともに鎮守と崇めていた。
明治に入り、当社は御室社と改称し、村社に列した。


(埼玉の神社 埼玉県神社庁)より















天保2年奉納の御手洗


<参拝メモ>
県道65号、北浦和岩槻線の山崎交差点を右折。
細いくねくね曲がった道を進む。
この辺りは区画整理が進んでおらず
昔のままの道だ。
最近建て替えられたのだろうか
社殿と社合額が真新しかった。


(駐車スペースあり)


   
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