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埼玉県北部の北川辺町は利根川流域にあり、水の里である。
昔、この辺りは八丁堀と言われ、湿地帯であった。
田んぼにするため、利根川の土砂を入れ、溝を掘り排水路にしたところ、
古い土砂の中のオニバスの種が芽生えて、復活したという。
埼玉県のレッドデータブックの、絶滅危惧種に指定されてる。
花数が極端に少ないので、訪れる度に何時もガッカリしているのだが、
熱帯植物を思わせるトゲトゲの葉と、紫色の可憐な花姿が好きで
つい、通ってしまうのだ。
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2007.6.30 UP |