坂戸市中小坂・神明神社>埼玉の神社>古社巡拝

      中小坂・神明神社
      なかおさか      しんめいじんじゃ


 ご祭神
天照大神(あまてらすおおみかみ)

 
 鎮座地 坂戸市中小坂1
 参拝日  2014.5.02

<由緒>

『風土記稿』中小坂の項には、「天照大神春日八幡相社 村の鎮守なり、
村内慈眼寺持」と載せ、内陣には雨宝童子像・春日大明神像・八幡大明神像
それぞれに祭神名を記す神鏡三面を安置している。
なお、神鏡には「正徳三木癸巳建立」の墨書が見られる。
また、大昔は神明様一社だけであったという口碑がある。
このようなことから当社は、はじめは天照大神一柱を祀っていたが、
室町末期から広く庶民信仰として普及した三社託宣により、
正徳三年に春日・八幡の二社を相殿に奉祭して三柱となったものと考えられる。
『明細帳』では、社号を神明社と改め、主祭神を天照大神のみとして、
ほかの二柱については載せていないが、これは
明治維新の影響を受けた結果と推察される。


春日大明神像 雨宝童子像 八幡大明神像

「埼玉の神社・埼玉県神社庁発行」より











八坂神社 天満天神社------------------------------





<参拝メモ>

三社託宣とは>
中世から近世にかけて流布した、天照皇大神、八幡大菩薩、春日大明神の
三神の託宣(神の意思やお告げ)の事をいい、
広い意味では、この三神の神号や託宣を記した掛物なども指す。

<雨宝童子戸とは>
両部神道で,天照大神が日向(ひゆうが)に下生(げしよう)したときの姿といい,
また,天照大神の本地仏とされる大日如来が姿をかえたものともいう。
右手に金剛宝棒,左手に宝珠をとり,頭上に五輪塔を頂く童子形。金剛赤精善神雨宝童子。


(駐車 路駐短時間)





   
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