長野県諏訪市・諏訪大社下社春宮>古社巡拝録
諏訪大社下社春宮 すわたいしゃしもしゃはるみや |
||
ご祭神 | ・建御名方命(たてみなかたのみこと) ・八坂刀売命(やさかとめのみこと) |
|
鎮座地 | 長野県諏訪郡下諏訪町193 | |
参拝日 | 2017.8.22 |
<由緒>
入口の御影石の大鳥居は万治二年(1659)建立と推定され、
境外にある万治の石仏と同じ作者と言われます。神楽殿と拝殿、左右片拝殿及御宝殿と続く建物の配置は秋宮と同じです。
神楽殿は修改築が幾度となくなされています。
春宮と秋宮の社殿の建替が諏訪藩に依って計画された時に同じ絵図面が与えられたと見え、
大きさこそ違いますがその構造は全く同じで、
春秋両社の建築は彫刻に於て技が競われております。
春宮の社殿は地元の宮大工柴宮(伊藤)長左衛門が請負い、
秋宮より後から着工して一年早く安永九年(1780)に竣工しました。御宝殿は上下社共に三間四方で、方三間の神明造りと言います。
下社では寅年と申年の左右の御遷座祭の他に半年毎に春宮と秋宮の遷座祭が執行されます。春宮は杉の木を、秋宮は一位の木を御神木として拝しております。神楽殿の西の建物が筒粥殿、その西の清流は砥川です。
(諏訪大社HPより
川の中にある島は浮島と言い、どんな大水にも流れず下社七不思議の一つです。
お社は浮島社と言い、清め祓いの神を祀り六月三十日の大祓式、夏越の祓いはここで行ないます。
鎌倉武士が御射山の祭典に参列する時まずこの川で身を清め八島高原へ登山したと伝えら れます。