<由緒> 社記によれば、当社は人皇第二九代欽明天皇六年(544)十一月、 大臣正二位蘇我稲目宿禰によって創建されたと伝えられ、 当時は萩明神と称したが、平安時代初期に天台宗関東別院となった 慈光寺一山の鎮護のため、近江国(現滋賀県)比叡山から 日吉(ひえ)大神を勧請合祀し、萩日吉山王宮と改称したという。 更に、『平村弓立山蟇目の由来』と称する伝書によれば、 天慶八年(945)に武蔵国司源経基が慈光寺一山の四至境界を定め、 神境龍神山にて蟇目の秘法を習得させ、以来、当山を 弓立山と呼ぶようになり、当社の祭礼には蟇目の神事に倣って 四方に鏑矢を放つようになったと伝える。 「埼玉の神社・埼玉県神社庁発行」より |
大正15年建立 神楽殿 忠魂社 負櫃社・風神社・苞神社・金精大明神合殿社 天神社 八坂神社 ご神水 釣取社 児持杉 樹齢800年 |
<参拝メモ> 先に参拝した大野神社から、都幾川の道を下ること およそ5kmのところ、宿交差点を右折する。 ちなみにこの交差点を左折すると慈光寺だが、先年参拝したので、 今回は失礼してパス。 先ず、児持杉という樹齢800年、町指定の天然記念物の 見事な杉の古木に驚かされる。 「いろは四十八階段」と呼ばれる石段を上り参拝。 日吉神社の神使、猿の像に向かえられる。 境内は掃き清められ、しっとりと落ち着いた雰囲気の、 心休まる神社だった。 この神社では、流鏑馬や神楽も行われるそうである。 また、かっては「裸参り」という特異な行事もあったという。 (駐車スペースあり) |