都農神社>古社巡拝録

都農神社
つのじんじゃ
 
ご神紋 十六菊
 ご祭神 
大 己 貴 命おおなむちのみこと)

 鎮座地 宮崎県児湯郡都農町川北13294
 参拝日 2015.4.30

<由緒>

創建されたのは御即位6年前の神武天皇が宮崎の宮を発し東遷の折、
此の地に立ち寄り、国土平安、海上平穏、武運長久を祈念し
御祭神を鎮祭された事と伝えられる。
旧記によれば、日向国の第一の大社であったが、
天正年間の島津・大友の争乱の際、大友氏の兵火により
社殿・宝物・古文書等全てを焼失したものの、
御神体は尾鈴山麓の神社に避難され難を逃れた。
争乱後は長年社殿の再興も無く小さな祠があるのみであった。
元禄5年に秋月藩主 秋月種政が再興し、安政6年には篤志家の社殿の寄進があった。
その後、社殿の老朽化に伴い平成14年に「御造営奉賛会」が設立され、
平成19年7月7日に現在の社殿が竣成されたのである。
都農神社HP)より


















 
摂社
手摩乳・足摩乳神社                   素盞鳴神社

末社 熊野神社



神楽殿・神輿庫(旧拝殿)
   
都農神社の御神木である夫婦楠の木の俣から生れ出でた象である。
日本書紀によると、大己貴命は兄の八十神等に攻めやられ
危うく命を落としそうになった。そこで母神である櫛名田比売命は
大己貴命の事を案じ「木の俣」から逃がしたと記されている。
この事から、この象は「大己貴命の化身である」として広く信仰を集めている。
象は太古より悪霊や悪夢を食べる霊獣としの力をうかがい知ることができる。
不思議な事に体にはハートマークが浮出ており、
この象を撫でる事で恋愛成就や夫婦円満、除災招福の御利益があると言われている

あぶら石

この岩は、古く都農川が増水した折に、
町民が遥拝出来る様にと都農川の対岸に設置してあった
「あぶら石」に油を注ぎ火を灯して都農神社の遥拝所としていたが、
橋が渡された事により神社に奉納され現在に至っている。
この岩は長年人々を導き目標とされてきた事により、
目標達成や心願成就の霊石として信仰されるようになった。
この岩に願いを込めて触れる事で願い事を叶えてくれるとされている。


 
撫でウサギ 撫で大黒

大絵馬


<参拝メモ>

天岩戸神社から、いわゆる神話街道と言われる
国道218号線を延岡へ出て、次の目的の都萬神社へ向かう。
ところが、どうしたことか道を間違え、一般道を走っていたら
石の鳥居の立派な神社の前を通りかかり、急きょ参拝。
全く予定に入っていなかったのだが、後で調べてみたら
日向国一の宮、境内も広い神社で
危うく参拝し損ねるところだった。
カーナビには都萬神社と入れていたので、「わしの所へも参拝せよ」という
神様のお導きだったのに違いない。
これも神縁というものであろう。

(駐車スペース有)



     
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