鵜戸神宮>古社巡拝録

鵜戸神宮
うどじんぐう
 
ご神紋 十六菊
 ご祭神 
日子波瀲武鸕鷀草葺不合尊
(ひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと)

 鎮座地 宮崎県日南市大字宮浦3232
 参拝日 2015.5.01

<由緒>

創祀の年代は不詳であるが、古代以来の海洋信仰の聖地で、
社伝によれば、本殿の鎮座する岩窟は
豊玉姫が主祭神を産むための産屋を建てた場所で、
その縁ににより、崇神天皇の御代に6柱の神を「六所権現」と称して創祀され、
推古天皇の御代に岩窟内に社殿を創建して鵜戸神社と称したと伝える。
また、延歴元年(782)、光喜坊快久という天台僧が
桓武天皇の勅命を蒙って別当となり、神殿を再建するとともに、別当寺院を建立し、
天皇より、「鵜戸山大権現吾平山仁王護国寺
(うどさんだいごんげんあびらさんにんのうごこくじ)」
の勅号を賜わったとも伝える。

平安時代以来、海中に聳える奇岩怪礁とも相俟って、
修験道の一大道場として「西の高野」とも呼ばれる
両部神道の霊地として栄えた。







八丁坂鳥居
今はトンネルが出来たが、昔はここを登り参拝したという



海岸参道鳥居

神門



楼門









御本殿



亀石

豊玉姫が海神宮(わたつみのみや)から来訪する際に乗った亀が
石と化したものと伝える。
石の頂に枡形の穴が開くことから「枡形岩」とも呼ばれ、
その穴に男性は左手、女性は右手で願いを込めた
「運玉」を投げ入れることで
願いがかなうといわれている。


運玉

鵜戸稲荷神社






 鵜戸神宮
鵜戸神宮HP



<参拝メモ>
青島神社から、国道22号線を日向灘沿いに南下。
鵜戸隧道を抜けたところに看板があり、駐車場に入れる。
もう少し先を海岸沿いに左折すれば、神社傍まで行けたらしいが、
階段より石段を登り、トンネルをくぐって神社へ。
青い大海原を前に奇岩に囲まれた光景は見事だった。


(駐車スペース有)



     
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