二丁目・氷川神社>埼玉の神社>古社巡拝

二丁目・氷川神社
         ひかわじんじゃ

ご神紋 左三つ巴
 ご祭神
・須佐之男命(すさのおのみこと)
・大己貴命(おおなむちのみこと)

 
 鎮座地 八潮市二丁目196−1(二丁目字上)
 参拝日  2013.10.28

<由緒>

『風土記稿』に当社は「氷川久伊豆神社 村の鎮守にて、村持、
稲荷社 普門院の持」とある。
口碑によると、当地草分けの筆頭は当社の旧社家である恩田敬太郎家であり、
開発時に普門院を建立し、同院持ちとなっている稲荷社を恩田家の鬼門除けに
祀ったという。

勧請当初は氷川の神一神を祀り、後に久伊豆の神を配祀したと思われ、
「武州埼玉郡八条領二丁目村、正一位氷川大明神幣帛 正徳五年(1715)
二月十二日 神祇官領兼敬」と記した幣帛筥の蓋があり、
また「奉造栄□□正一位氷川大明神久伊豆大明神両神鎮座処
元文三稔戌午晩夏吉辰」とある本殿棟札がある。
これらを勘案すると配祀の時期を推察することができる。
明治四十二年に字下の稲荷社、字若柳の稲荷社を合祀している。

初詣は近年増加を見ているが、特に祭礼は行っていない。
隣接する旧社家恩田敬太郎家では、古くからの行事として早朝供え物をする。
供え物は、半紙に載せた掛け鮒・御飯、お平に載せた牛蒡・鯣(するめ)・里芋・
人参・こんにゃくの五品、更に大根・人参・掛け鮒を切ったものの
三品を入れた膾である。


「埼玉の神社・埼玉県神社庁発行」より












 


稲荷社


-------------------------

-------------------------
昭和62年(1987)建立 狛犬





<参拝メモ>

八潮市東部、中川右岸に鎮座している。
地名の二丁目は条里制遺構に因んでいるという。

管理清掃が行き届いて、明るくさっぱりとした神社だった

(駐車道路工事中のため、途中路上に駐車。
普段は可能と思われる)





   
TOP
  INDEX



inserted by FC2 system