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半割・春日神社
はんわり    かすがじんじゃ

ご神紋 左三つ巴
 ご祭神


 
 鎮座地 吉川市半割305
 参拝日  2013.10.03

<由緒>
村の開発は、『風土記稿』に「慶長(1596−1615)の頃、下総国佐倉の人、
清兵衛と云者来りて開墾せりと云」と載る。一方、当社の本殿に納められている
春日大名神像の厨子銘には、文化十四年(1817)に野尻吉兵衛義孝なる者が
「当所開発人野尻恵右衛門名代孫」として奉納した旨が記されている。
また、当社は『風土記稿』に「春日社 村の鎮守なり、開発の頃鎮座有と云、
近来稲荷・疱瘡の二社を合祀す、村持」と載り、更に『明細帳』には
「元和元年(1619)中ノ創建と云ヒ伝フ』とある。
これらの資料を勘案するに、その創建は村を開発した人々により
村の安泰を願って行われたことが推察される。
(中略)
造営については、旧覆屋の礎石の銘文によると、寛永三年(1626)に
社殿を建立し、天保四年(1833)に土台の石垣を再築し、更に
文久二年に社殿を修理した。
現在の社殿は、昭和六十二年に再建したものである。


春日大明神像 文化14年

「埼玉の神社・埼玉県神社庁発行」より















稲荷社                  疱瘡社


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元治元年(1864)建立 立ち尾形狛犬





<参拝メモ>

江戸川を境に、千葉県と境を接する水田地帯に鎮座している。
地名の「半割」というのは、昔の地主制殿の名残といわれ、
地主と小作人の割り当て方を示したものであるという。
大きい神社ではないが、彫刻もすばらしく狛犬もなかなかよかった。


(駐車スペースあり)





   
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