吉見町照稲神社>埼玉の神社>古社巡拝録
照稲神社 てるいねじんじゃ |
|
|
ご祭神 | ・ | |
鎮座地 | 埼玉県吉見町高尾新田131 | |
参拝日 | 2015.7.09 |
<由緒> 徳川幕府の開幕後、積極的に推し進められた新田開発により、 県域各地に新しい村々が誕生した。 従来開発が困難であった荒川流域でも、寛永十一年(1634)に完了した 河川改修の後は、次第に開発が進み、当地でも、江川新田・高尾新田・須野子新田、 ・蓮沼新田・新井新田・大和屋新田の諸村が相次いで開発された。 これらの新田には、各々鎮守が祀られていたが、比較的小規模のものが多かった。 そのため、明治四十年十二月二十二日、須野子新田の大神社と蓮沼新田の 稲荷神社を当地高尾新田の氷川神社に合祀することになり、遷座の後、 社名を照稲神社と改めた。大神社の祭神は、『明細帳』では国常立命とされているが、 『風土記稿』には「大神宮八幡諏訪合社」とあるところから、元来は天照大神が 祭神であったと思われ、照稲神社の社名は、推測ではあるが、 この天照大神の「照」と稲荷神社の「稲」を採り、 両者の名残としたものではないかと思われる。 (埼玉の神社 埼玉県神社庁発行)より |