東京都台東区・吉原弁財天>古社巡拝録

吉原弁財天
   よしわらべんざいてん  

 ご祭神 
市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)

 鎮座地 東京都台東区千束3-22
 参拝日 2016.7.17
<由緒>

明歴3年(1657)、それまで日本橋にあった遊郭が
幕府の命によりこの地に移された。
それまでこの辺りは湿地帯で、遊郭建設のため埋め立てられたが
その一部が池として残され、そこに弁財天が祀られた。
以来吉原の遊女・楼主等の信仰を集めた。
大正12年の関東大震災では、逃げ惑った遊女など490名が
この池に飛び込み溺死したという。
池は昭和33年、隣に電話局を作るため埋め立てられ
その面影はほとんど残っていない。


「埼玉の神社 埼玉県神社庁」より









平成24年の改修工事の際、
壁一面に東京芸術大学の学生により壁画が描かれた。




拝殿内の弁天様





関東大震災で溺死した人を慰霊する「吉原観音」

花吉原名残碑




<参拝メモ>

先に参拝した吉原神社の近くにたる。
吉原神社に合祀され、兼務社となっている。
この神社には悲残な歴史があるようだが
今は境内の碑文にそれをしのぶのみである。





     
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